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えんじ色のカーテン: 杉原爽香〈42歳の冬〉 [日本の作家 赤川次郎]




<裏表紙あらすじ>
長から休暇取得を厳命された爽香は、部下のあやめたちと温泉旅行の計画を立てる。そんな折、恩師・河村布子から相談が。社会人との交際が問題となった生徒・淡口かんなを、旅行に同行させてほしいというのだ。しかし、彼女とつながりのある人々は物騒な事情を抱えていた。爽香の休日は不穏な影に覆われて……。登場人物が年齢を重ねる人気シリーズ。


実はシリーズ次作「栗色のスカーフ: 杉原爽香(43歳の秋)」 (光文社文庫)を読んだのでその感想を書こうとしたところ、この「えんじ色のカーテン: 杉原爽香〈42歳の冬〉」の感想を書いていないことがわかり、あわてて(?) 感想を書いています。

今回の話は、淡口かんなという少女の成長物語、というところでしょうか。
しかしねぇ、奇矯な人物てんこ盛りで、びっくりできます。
これだけ変な人物が集まったら、そりゃあ、大騒ぎにもなりますよねぇ。
正直、赤川次郎には、もうすこし普通の人たちの間で巻き起こるドラマを期待したいなぁ。

今回一番ほぅっと思ったのは、タイトルです。
なかなかえんじ色のカーテンが出てこないなぁと思っていたら、こういう出し方でしたか。
なかなかインパクトのある使い方ですね。

<蛇足1>
冒頭
「『仕事人間』ってのは、家族より仕事の方を大切だって思ってる人間のことでしょ。私は家庭が何より大切」(24ページ)
という爽香のセリフがありますが、なかなかいいセリフと思うものの、それでも爽香って仕事人間ですよねぇ。
「思ってる」もさることながら、実際にどうなっているか、で判断されるものじゃないかな。

<蛇足2>
2015年9月に出た本なので、今更言っても詮無いことですが、帯に
「爽香の生き様は彼女を変えられるか!?」
とあって、がっかり。
生き様なんて品のない言葉、赤川次郎の作品に使わないでほしかった...


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