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化学探偵Mr.キュリー3 [日本の作家 喜多喜久]


化学探偵Mr.キュリー3 (中公文庫)

化学探偵Mr.キュリー3 (中公文庫)



<裏表紙あらすじ>
体調不良を引き起こす呪いの藁人形、深夜の研究室に現れる不審なガスマスク男、食べた者が意識を失う魅惑の《毒》鍋。次々起こる事件を、Mr.キュリーこと沖野春彦と庶務課の七瀬舞衣が解き明かす――が、今回沖野の前に、かつて同じ研究室で学び、袂を分かった因縁のライバル・氷上が現れた。彼は舞衣に対し、沖野より早く事件を解決してやると宣言し!?

「化学探偵Mr.キュリー」 (中公文庫)(ブログの感想ページへのリンクはこちら)、
「化学探偵Mr.キュリー2」 (中公文庫)(ブログの感想ページへのリンクはこちら
に続くシリーズ第3弾。
この第3巻には
「化学探偵と呪いの藁人形」
「化学探偵と真夜中の住人」
「化学探偵と化学少年の奮闘」
「化学探偵と見えない毒」
の4話収録。

「化学探偵と呪いの藁人形」は、タイトル通りで、体調を悪くさせる藁人形の謎を解くわけですが、うーん、合理的な解決でいいですね。
シリーズ的には、七瀬舞衣が昔取った杵柄でソフトボールのピッチャーをするのがポイント(?) でしょうか。
いや、それよりも、「クイーン・オブ・オカルティズムと呼ばれているそうですね」(22ページ)と言われちゃっていることの方がポイント高いかも。

「化学探偵と真夜中の住人」は、急に生活態度がかわった大学院生・松尾の話です。
昼間は来ずに、夜中に研究室にやってきて、朝まで一人で実験、そして他の学生やスタッフが来る前に帰ってしまう。あげく彼は実験をガスマスクを着用して行っていた。
折しも北欧にあるマイセン王国の国王陛下が来日し、四宮大学を訪れる計画があり、バイオテロを計画しているのかも...と。
松尾を思う助教・志保里の視点が効果的に使われています。
なにやら大事を感じさせる展開ですが、沖野がさらっと解決してしまいます。それにしても、ラテックス・アレルギーは知りませんでした。そういうのあっても確かにおかしくはないですね。

「化学探偵と化学少年の奮闘」は、癌になった犬を助けたいと奮闘する小学生を描きます。
問題は、その犬が飼われている家の事情。哲学の先生・能勢の家の醜い事情が。いやあ、重い話でした。

「化学探偵と見えない毒」は、あらすじにもある通り、沖野のライバル登場ってことなんですけど、肝心の氷見って、沖野のライバルとは到底言えなさそうな...
一方で、巷でちょいちょい話題になっている悪い大学サークルをめぐるエピソードが盛り込まれています。
事件の方は鍋パーティーで苦しんだ理由は...というものなんですが、これはまあ科学(化学)の素人でも想定できちゃう範囲ですね。妙にぼかした書き方になっていますが、再現性が高いからでしょうか?


シリーズはこのあと、
「化学探偵Mr.キュリー4」 (中公文庫)
「化学探偵Mr.キュリー5」 (中公文庫)
と順調に巻を重ねております。






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