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グラン・ギニョール城 [日本の作家 あ行]


グラン・ギニョール城 (創元推理文庫)

グラン・ギニョール城 (創元推理文庫)

  • 作者: 芦辺 拓
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2006/04/28
  • メディア: 文庫


<裏表紙あらすじ>
欧州の城 《グラン・ギニョール城》 に招かれた名探偵ナイジェルソープ。客の間には緊張が漂い、嵐の夜を境に惨劇が続く。一方、弁護士・森江春策は、偶然遭遇した怪死事件の手がかりとなる探偵小説『グラン・ギニョール城』を探し当てたが、彼を嘲笑うかのように小説世界は現実を浸食してゆく。虚実混淆の果てに明らかにされる戦慄の真相とは? 本格推理の金字塔、待望の文庫化。文庫書き下ろし掌編「レジナルド・ナイジェルソープの冒険」収録。

芦辺拓といえば、設定に工夫を凝らした本格ミステリというイメージを持っています。
もちろん、普通に事件が起きて、普通に探偵がやってきて、普通に解決するパターンの作品も多いのですが、趣向を凝らしたミステリの名手、という印象が強いですね。
本書も凝りに凝った、まさに本格ミステリの枠を広げる作品だと思います。
「このミステリーがすごい! 2003年版」 第9位、「本格ミステリ・ベスト10〈2003〉」 第7位です。
解説で辻真先さんが書いていますが、「小説『グラン・ギニョール城』の虚の部分と、大阪の森江春策探偵の実の部分が、交互にあらわれ」るのですが、「虚実が統一され」「メタミスと思っていたものが、一本通ったミステリに昇華」します。
作者あとがきによると、「この作品を書いた動機には、昨今の“メタ・ミステリ”流行への違和感がありました」とのことで、いかに作者が料理したのか、じっくりお楽しみください! 
そして、謎が解けた後に、とっても贅沢なおまけがついています。クラシック・ミステリ・ファンなら思わずニヤリとしそうなお楽しみです。
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